どうも、アジ吉です。
SF世界観で荒廃したフィールドをバンに乗って、様々な人と出会い、問題を解決しながら世界を冒険するアドベンチャーゲーム、「Caravan SandWitch(キャラバン・サンドウィッチ)」を遊んでみました。
最初、キャラバン・サンドイッチだとおもっていましたが、よく見たらサンドウィッチ=砂の魔女となっていました。おそらくサンドイッチとも掛かった秀逸なタイトル。
本作の魅力をなるべくネタバレはせずに語っていこうとおもいます。
ゲーム概要
メーカー | Plug In Digital |
発売日 | 2024年9月13日 |
ジャンル | アドベンチャー |
対応機種 | PS5,Switch,PC |
プレイ感想
意外とシリアスなストーリー
本作は絵のタッチが柔らかく、ほんわかした雰囲気が漂うが、その実ストーリーがかなりシビアなものになている。
主人公「ソージュ」は行方不明になったはずの姉から遭難信号が届いたところから物語が始まる。
姉を探すために故郷の惑星に帰るが、そこは昔、とある企業が資源開発の名目で自然を荒らし、その上事故を起こして巨大な竜巻が発生しているなど、あまりにも酷い有様となっていた。
企業は事故を起こしてから撤退、人口も激減しており、割と救いようのない状況となっている。
しかし、そんな状況下でもプレイヤーは人々のお願いを叶えてあげたり、廃墟探索したりとシリアスなストーリーに反してユルイ雰囲気で楽しめる。
バンで快適な旅
このゲームの醍醐味といえば、バンの運転だとおもっています。(個人の感想)
バンは、部品を集めてストーリーを進めるごとに、バンにレーダーやフックなどの機能が開放されていって、今まで行けなかったところに行けるようになる。
機能開放のために必要な部品は、フィールドを歩き回るか廃墟を探索して部品を拾うか、NPCの依頼をクリアした報酬で手に入れられる。
部品はレアリティーが設定されていて、結構な量を要求されるため、フィールド探索を行う際は積極的に拾うようにしたほうが良い。
そもそも、バンの運転自体が快適で楽しい!
バンが横転しそうになっても、自動でもとに戻るし、操作も直感的で難しくないしで不快感なく運転出来て良かった。
丁寧なゲームデザイン
本作はボリュームがそれほど多くはないが、世界観、キャラの掛け合い、フレーバーテキストなど細部にまでこだわったデザインとなっていた。
細かいところで、登れる場所には黄色のペンキが塗ってあって進む方向がなんとなく分かったり、集めるための部品は緑・赤・黄・紫と派手で見やすくなっていたり、その章限定のクエストをクリアしていないまま次の章に行こうとすると、やり残したタスクがあると注意が出てきたりと、ゲームを遊びやすくする工夫がなされている。
敵と戦うようなゲームではないため、主人公は落下ダメージを受けず、どんなに高いところから落ちてもノーダメージなのも良ポイント。
また、それぞれのロケーション・廃墟にも違いがあって、風化したポスターや落書き、景色を楽しめるビューポイントなどこの世界を考察する要素が辺りに散らばっていて、色々と想像が膨らむ。
ローカライズがたまに変に
本作のキャラクターはみんな個性豊かで、会話からそれぞれの性格が垣間見えて面白いのですが…。
ところどころ翻訳がおかしいところがあったり、喋り方がおかしかったり、変なところで改行が入っていたりとローカライズの面で不安がある。
ただ、基本的には問題ないため、ストーリーをクリアする分には大丈夫だとおもいます。
まとめ
ゆるい絵柄が気に入って遊んでみた「Caravan SandWitch」、おもった以上に引き込まれるストーリーでのめり込めました。
バンに乗っての探索と部品集めが楽しいし、バンのアップグレードで行ける場所が徐々に広がっていく開放感もあってマップの作りが非常に丁寧でした。
人間以外にカエルやロボットなどの異種族を含めた様々な住民たちからのクエストを通して、このゲームの世界をより深く知る事ができて面白かった。
ボリュームは控えめだが、このゲームの雰囲気が気に入ってのなら十分楽しめる作品だとおもいます。
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