どうも、アジ吉です。
今回は、2.5Dのドット絵で描かれた少女達を操作して、迫りくる敵国の機械軍団から拠点を守り切るタワーディフェンスゲーム「溶鉄のマルフーシャ」をレビューしていこうとおもいます。
PS5で6時間ほどプレイして、トロコンするまで遊ぶくらいハマったゲームなので、本作が気になっている方の参考になると嬉しいです。
ゲーム概要
メーカー | hinyari9 |
発売日 | 2023年4月6日 |
ジャンル | シューティング |
対応機種 | PS5,PS4,Switch,Xbox,PC |
プレイ感想
本作は、主人公の少女「マルフーシャ」が国境の門を守る衛兵に徴収されるところから物語が始まる。
マルフーシャの国では、戦いで生き延びた報酬からも税金徴収され、少ない手取りでキャラクター強化・装備購入・仲間の雇用等を行います。
戦いの日々が進むほど、敵の進行が激しくなっていくと同時に、なぜか徴収される税金も増えていくという悪循環が発生する。
そんな中でも、少女たちは互いを支え合いながら絆を深め、絶え間ない敵襲を耐え忍んでいく。
そんな絆を深めた仲間達全員分のエンディングが用意されているが、どれも救いのない絶望的な結末を迎える鬱展開ばかりで心臓がキュってなった。
マシなエンディングが一つしかないくらい、絶望的な世界観となっていました。
肝心のゲームプレイに関しては、ランダムに配られるカードからキャラクター強化・装備購入・仲間の雇用等を選択し、門を壊されないように敵を殲滅するアクションシューティング✕タワーディフェンスゲームとなっている。
銃には耐久値があって、それを超過するとなくなりハンドガンだけになってしまうので、銃の耐久を気にしながらどのタイミングで交換するか考える必要があるが、弾は無限にあるので弾切れを気にせず撃ちまくれるのは爽快感があって楽しかった。
特に、ライトマシンガンが強化しまくると、とんでもない速度で大量の弾丸をばら撒きまくるので個人的に一番のお気に入り武器。
敵の進行は、ウェーブ数を重ねるほど大量かつ強化された敵が出てくるため、戦闘ではどれだけ早く敵を倒せるかが鍵となる。
そのためには、戦闘終了後にランダムに3枚配られるカードの中から最適なものを選択し、キャラクターを強化したり、仲間を雇用したりなどして万全の体制を早めに築く必要がある。
正直、シューティング自体は難しいものではなく、それよりもランダムに配られるカードの方がゲームクリアにおいて大事な要素となっている。
カードは、キャラクター強化(攻撃力・連射力・弾丸速度・集弾性能・マガジン容量・リロード速度)、装備購入・仲間の雇用・門の修理などがあり、戦闘で手に入れた給料を使って購入できる。
ゲームをスタートした初期の段階では、装備がハンドガンしかないため、なるべく早めに武器を購入したい。しかし、ハンドガン以外の武器は耐久値があるため、耐久が無くなる前に新しい武器の購入も考えなくてはならない。
また、仲間を1人雇用することも可能で、武器とは違い一度雇用すれば最後まで一緒に戦ってくれる頼もしい存在です。雇用した仲間は防衛対象の門の側から動かず、進行してくる敵を自動で攻撃してくれるので、居るだけでかなりの戦力アップになります。
雇用した仲間とは宿舎で一緒に生活し、たまにイベントシーンが挟まったり、仲間と最後までクリアすると個別のエンディングが見れたりするので、全員分のエンディングを見るために繰り返しプレイするモチベーションにもなった。
本作のストーリーが展開される「メインモード」以外に、「チャレンジモード」と呼ばれる少ない給料をやり繰りしながら門をひたすら防衛し続けるモードもある。
「チャレンジモード」では、最大防衛日数が記憶され、世界中のプレイヤーとランキングを競い合うことが出来る。また、メインモードで仲間になったキャラクターも操作でき、ゲーム内のプレイ経過日数によって入手できる鍵でアンロックできる。
ランダムに配られるカードによって、毎度プレイするたびに違った戦闘体験が出来るのが何度も繰り返し遊べる中毒性があって面白かった。1プレイあたりの時間が短く、気軽にプレイできるのも嬉しいポイント。キャラクター達の掛け合いや、ちょっとしたイベントシーンもあって可愛い少女たちに愛着が湧く。
お値段も1,180円(税込)と安いこともあり、気軽に遊んでみたいという方にうってつけのゲームだとおもいます。重税に苦しみながらも健気に任務を遂行しようとする少女たちに惹かれた人にもオススメです。
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