【PS5】アーマード・コアⅥ ファイアーズ オブ ルビコンを3周目までクリアしたから語りたい。【レビュー】

家庭用ゲーム
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どうも、アジ吉です。

今回、フロム・ソフトウェアから発売された10年振りの「アーマード・コアシリーズ」の新作、「アーマード・コアⅥ ファイアーズ オブ ルビコン」を3周目までクリアして全エンディングを見ました。

筆者は「アーマード・コアシリーズ」初見だったのですが、本作は過去作との直接的な繋がりがない、全く新しいストーリー・舞台設定なので今作から始めても問題なく楽しめました。

本記事では、「アーマード・コア6」を実際にプレイしてみた感想をもとにレビューしていきます。

ストーリーとエンディングに関する話もするため、本記事にはネタバレがございますので、ご注意ください。

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ゲーム概要

メーカーフロム・ソフトウェア
発売日2023年8月25日
ジャンルアクション
対応機種PS5,PS4,Xbox,PC

10年振りの「アーマード・コアシリーズ」の新作。

「アーマード・コア」はパーツを組み替えてアセンブルした自分だけのメカを操り、SFの世界観を舞台に縦横無尽に駆け巡るアクションゲームです。

本作はミッション形式で戦闘に繰り出し、射撃と近接格闘を駆使してダイナミックな動きで敵を粉砕し、ミッションクリアを目指すことがこのゲームの基本です。

基本1人プレイですが、ストーリーをある程度進めると対戦モードが解放され、最大9人のオンラインプレイ(対戦:2〜6人、観戦:1〜3人)が可能になる。

プレイ感想

熱いストーリーと個性的な登場人物たち

フロムゲー大好きな私ですが、「ダークソウル」や「隻狼」などの死にゲーは遊んだことはあるが、「アーマード・コアシリーズ」は一度もプレイしたことがなかったので、どんなストーリーになるか想像出来なかった。

「ダークソウル」だとストーリーが難解で、フレーバーテキストなどで物語をプレイヤー自身で補完していくスタイルでしたが、「アーマード・コア6」ではどうなるかとちょっと不安でした。

出来れば理解しやすいストーリーだと嬉しいですからね(笑)。

しかし、そんな不安とは裏腹に、意外にも分かりやすく、シンプルに熱くなれるストーリーが展開されていってビックリした。

ストーリーは簡単に言うと、コーラルというエネルギーが眠る惑星ルビコンに企業が集まり、コーラルを巡る闘争にプレイヤーは独立傭兵として戦場に駆り出され、原住民「ルビコニアン」、企業「ベイラム」「アーキバス」、そして雇い主「ハンドラー・ウォルター」などを含めた様々な勢力の思惑に巻き込まれていく物語となっている。

簡潔に書いたが、これらの過程が非常に丁寧に描写してくれるので、理解が追いつかず置いていかれるということもない。

フロムゲーにしてはかなりユーザーに歩み寄った物語の作りになっていました。

ストーリーを語るうえで、本作の個性的なキャラクターたちの存在は外せない。

本作はキャラクターたちのビジュアルは一切出てこず、通信機越しの声だけしか聞こえない。

声だけしかないのに、台詞一つ一つからそのキャラのリアルな息遣いが聞こえるような気がするほど印象深く、メインキャラはもちろん、ミッション一回きりの登場なのに妙に頭から離れない台詞(例:クイック、クイック、スロー。)がいっぱいあってサブキャラ含めた全員が愛おしくなってくる。

また、登場人物たちの振る舞いがビジネスライクでスマートだからか、嫌味がなくて全くストレスを感じないのもポイント高い。

最後にエンディングの話をしますが、さすがフロムというべきか、よくもフロムというべきか…。

エンディングは全部で3種類あるが、どのルートを選んでも大切な人達を失う悲しみが待っていて泣いた…。

特に自分の雇い主である「ウォルター」はゲームをプレイしていって一番絆を深めた人物と言っても過言ではないのだが、「ウォルター」はどのエンディングを迎えても死んでしまうのが本当に辛い…。

ウォルターに限らず、ヒロイン枠の「エア」や戦友の「ラスティ」など好きになるキャラが増えれば増えるほど、エンディングが近づくに連れみんな死んでいく様が辛くなる。

辛いが、それも登場人物たちへの思い入れが大きい故の辛さなので、本当によく出来たストーリーだなと感心させられます。

特有の操作感から繰り出される、高速メカアクション

初めて「アーマード・コア6」をプレイした時、あまりに慣れない操作感でかなり戸惑いました。

攻撃手段だけでも、右手武器、左手武器、右肩武器、左肩武器の4つがあり、それぞれを随所で使い分けていく必要がある。

また、回避や敵への接近に使用する「クイックブースト」や「アサルトブースト」の使用なんかも合わさり、覚える操作が多く、使わないボタンを探すほうが大変なくらい、手の動きが忙しない。

自分と敵の機体が高速で駆け回り、地上戦と空中戦が目まぐるしく入れ替わる戦況に対応しようとする様は、本当にパイロットになったかのような気分になった。

複雑な操作にも慣れてくると、縦横無尽に飛び回る自分の機体にも追いつく様になって、情報量の多い画面に意識を集中することができるようになりました。

そうなると、各種ブーストで高速での立体機動を思うがままに扱えるようになって、このゲームを最大限に楽しめるようになった。

やっぱり、スピーディーかつダイナミックに動くメカは浪漫たっぷりで最高だ!!

オリジナル機体作りが楽しいアセンブル

ある意味本作の目玉と言える、「アセンブル」について語りたいと思う。

「アセンブル」とは、機体を自由にカスタマイズすること。

本作には、プレイヤーが自由に使えるパーツが500以上存在し、それらを好きに組み立てて自分だけのオリジナル機体を創造することができる。

カスタマイズできる箇所は、頭部、コア(胴)、腕、脚部の機体全体だけでなく、ブースターやジェネレーターなどの内装も手を加えられる。

ここに後は、武器を装備させたら自分だけの機体の完成。

最も重要なパーツは内装関係だが、見た目にあまり影響がない為、性能重視で選んでしまってOK!

見た目と機体の挙動に特に大きく影響を及ぼすのが、脚部パーツ。

脚部パーツには最もオーソドックスな二脚、ジャンプ力が高い逆脚、空中でホバリングできる四脚、地上走行性能の高いタンクがあり、さらにそこから軽量、中量、重量に分けられる。

筆者は初見時は、四脚両手ガトリングで攻略し、2周目では軽量逆脚のダブル重ショットガン(当時めちゃくちゃ強かった武器)で蹂躙し、最後3周目を重量二脚のレーザーランス装備で楽しみました。

タンクも使ってみたが、旋回がうまく使いこなせなくて断念した。

武器も種類が豊富にあり、実弾系のアサルトライフルからレーザーライフル、ブレードやパイルバンカーなどの近接武器、ドローンやスタンガンなんかの変わり種まであって飽きが来ない。

いろいろ使ってみて結果、メインウェポンは両手ガトリングに落ち着いた。弾幕はパワーだぜぇ…!!

アセンブルの他に、エンブレム作成や機体のカラーリングも自分で弄くり回せるので、とにかくこだわってしまって時間が溶けていく…。

序盤のボス戦が一番キツかった

最初は、とにかく操作に慣れなくてチュートリアルの戦闘ヘリにボコボコにされました。

その後、壁越えでの「ジャガーノート」とみんな大好き「バルテウス」にめちゃくちゃにされた。

序盤の難易度か?これが???

操作に慣れてないのはもちろんあるけれど、それにしたって難易度高くないか?っておもってしまう。

「バルテウス」などのボス達が、死にゲー染みた強さをしていて逆に安心すらした。

ただ「アーマード・コア6」では、そのボスに有効な武器と立ち回りで意外とあっさり倒せてしまうため、死にゲーとはまた違うなとおもった。

アセンブル次第で、ミッションの攻略のしやすさが大きく変わるのは本作のおもしろいポイント。

まとめ

10年の時を経て生まれ変わった、「アーマード・コア」シリーズ最新作の「アーマード・コア6」は、メカデザインと現代向けに調整されたゲームシステムで、元々の魅力を損なわないまま新しく生まれ変わった神ゲー

シリーズのファンも、未経験の方も同様に新鮮なゲーム体験を味わえる素晴らしい作品でした。

メカゲーがマイナーなことと、難易度が高めなことから人を選ぶゲームではあると思うが、少しでもこのゲームに興味を持っているなら、ぜひ手にとって遊んでみてほしい。

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